●まえがき 
●第一章 きりん誕生 
・きりん師とともに「洞」へ
女性だけが継承したまじないと占いの秘法
見えないおかげさまに人生を教えられる
・少女に対して行われた秘儀伝授
・「麒麟」となった宿命の子
・きりん(麒麟)とは何か
・ゼロ歳児記憶と前世の因縁
霊的コミュニケーションと肉体に先んじた意識
・演技と孤独の子ども時代
・山の民と呑み込む修行
失われてゆく「洞」と引き継がれる縁
・貫洞で受け継いだ実践まじない
・言葉いらずの継承
 
●第二章 シンラまじない
・まじないと祈りの言葉
・まじないとは「まじわる」こと
・熊の皮に描かれた「シンラの理」
・祈祷壇としての熊皮図
この世の構成要素「天・地・山・海・川」
対象によって異なる「祓い清め」の作法
・龍神と対峙した例
・「千年の契り杉」で水源を追いかける
・御神木の存在意義
・呪術道具としての石とその霊的役割
 
●第三章 まじない符とおかげさま
・呪術と精霊の宿る書符
・まじない符と龍神信仰の世界
・呑むことで宿す符の力
・神霊を自分の血肉にする
・符が結ぶ縁とその不思議な力
・おかげさまとの共生
・見えない力とともに生きる呪術の本質
 
●第四章 まじない師のお仕事
・おかげさまと現代の呪術師・
・まじないの効力意図せぬ効果と意思
・キャリアのスタートは一〇歳前後から
弱った心に・寄り添い、解決へと導くまじない
・呪詛とまじないの境界線
・因縁を動かす力と人生の「帳尻合わせ」
・「呪い」がもたらす「穴三つ」の因果
 
●第五章 きりん師伝授 実践「洞まじない」
・まじないの基本的な考え方について
・龍玉のまじない
・御神木のまじない
・健康運向上まじない
・お金と仕事のまじない
・えにしむすびのまじない
・えにしほどき、えにし切りのまじない
・恋愛・結婚関連のまじない
・浮気にまつわるまじない
・訴訟・調停関連のまじない
・先祖供養のまじない
・ペットのまじない(種類問わず)
・霊障関連のまじない
・落ち着かない気分のときのまじない
・開運プチまじない
 
●終章 きりん堂の季節めぐり
・シンラとともに生きる-暦とまじないの原点
暦に一貫性がない理由― 土地と暮らしに根差す知恵
・きりん堂の暦と日々―引き継ぎと記録の在り方
・きりん堂と暦の話― 二十四節気を中心に
・土用とは何か―土を労わる期間としての意味
 
●あとがきにかえて  本田不二雄
●あとがきとお礼  まじない屋きりん堂
 
   ※本書で紹介しているまじないには、符を燃やす作法があります。
作法の際は、火の元には十分な注意をしてください。
また、作法後の燃やした符につきましても、
火が消えたことをしっかりと確認してください。
 
  嶽啓道 まじなゐ作法 現代も生きる古の呪術 1,870円(込)
 ソフトカバー 319頁 初回特典「駒羽万昌符」封入済み
まじない屋 きりん堂・本田 不二雄 著 駒草出版
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