序論
この気学本を書くに至った経緯についてご説明しておきます.
1.実際に気学に関する知見を検証している占い師が少ない。
2.検証していたとしても、
書籍などに結果を記載している媒体がほとんどない。
気学は実際に運気を変えてナンボな占いなのに
「気学を使ってみたらこういう風になった」と
結果まで記載している本やブログや動画がほとんど見当たらず、
「実際のところ」を言及していないものがほとんどです。
ご相談者様があっての占いなので、
公表できない情報ももちろんあると思いますが、
自分でやったことぐらいは公表できるでしょうし、
自分で試してもいないことを人様に推奨するというのは
いかがなものでしょうか。
二言目には「それは秘伝だから公表できない」とか
「流派が~」「師匠が~」と言って言及しない人が多すぎます。
そして、そういう人ほど実際にやっていないもしくは
大した情報をもっていないことがほとんどです。
正直占いは理論や知識だけでは完全に片手落ちです。
なぜなら「わかっていないこと」がたくさんあるからです。
現行されている気学の大もとは何年前に成立しているでしょうか?
その時代になかったものや考えが今の時代にはたくさんあります。
逆に当時あったものが現在なくなっているものもあるでしょう。
時代も環境も文化も違う中で「得られる結果」は全く同じと言えるのでしょうか。
気学や占いにはまだまだ「わからないこと」だらけなのです。
吉凶の観念も変わっているはずです。
僕が生まれた昭和後半ごろの占い本を読んだだけでも
吉凶判断における「時代錯誤」を感じます。
それなのに、数百年前の時代と同じで良いのでしょうか。
知識や情報は大事です。
だからこそ、その真偽を確かめる必要があるのではないでしょうか。
占い業界は「頭でっかち」が多すぎます。何度も言いますが、
確かに知識や哲学を学ぶことは重要です。
しかし、それだけでは実際に役に立つ技術が生まれてきません。
「自分がもっている知識が違っていたらどうしよう」とか
「長年自分が信じてきた説通りにいかなかったらどうしよう
」といった恐怖心から「検証」を恐れるのです。
でもそれは無責任です。他人様の人生を左右させる占いです。
そんないい加減な態度で良いのでしょうか。
マスターベーションで良いのでしょうか。
気学は、占いは、やればやるほど「わからないこと」が出てきます。
不確かなものを、不確かな方法で、当てる。予想する。変える。
わからないからこそおもしろいですし、
いつまで経っても興味が尽きません。
本書はそんな気学を自分なりに検証し吟味した結果をまとめた1冊です。
自分なりにやった結果「わかったこと」もあれば
「わからなくなったこと」もあります。
偉そうに本なんかを書かせて頂いていますが、
僕自身まだまだ「道半ば」です。
半分までも到達していないと思います。なので、
本書は中途半端な1冊になってしまい大変恐縮なのですが、
何かのお役に立つことを願っております。
序論の最後にお願いです。本書に書かれていることはあくまで、
僕にしけいが実際にいろいろ検証した結果出した自分なりの答えや考えです。
そんな読者の方はいらっしゃらないと思いますが、
本書の内容を鵜呑みにしたり、これをそのまま本やブログに書いたり、
自分がやったかのように話したりしないでください。
本書に書かれていることがすべて正しいとは到底思えません。
必ずあなた自身が自分で検証してください。
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