本書は、透派奇門遁甲の秘伝書である。
「透派奇門大法」と「透派奇門大法心得」について、原文と解釈を 述べたものである。
奇門大法は、起例・格局・占卜・辨方・造作の五種目から成り立っており、
大法心得は、十代目王文澤が初代梅素香の大法を更に究明したものである。
大法については、鴨書店版の「透派奇門大法和訳 (張耀文著)」に従ったが、
奇門大法心得については、佐藤六龍師よりいただいた原文(手稿)によった。
十数年以上も前であるが、香草社で授業を行った日、たまたま六龍師のデスクの前で、
雑談を行っていたところ、この奇門大法心得の話題となった。
すると、師が、金庫からおもむろに原文を取り出してきて 見せてくれた。
是非読んでみたいというと、その日は、機嫌が良かったのか、写しを頂戴することとなった。
今となっては、伝えられた方もほとんどいないと思われるので今回公開したいと思う
令和六年十一月吉日 陽政道
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